合気道をやってます 2
合気道をやってます。
初めてすぐの頃は、いったい何をやってるのかさっぱり分からず、
ただ面白いって事しか分からなかった。
でも、回を重ねるごとに少しずつ少しずつ見えなかった事が見えてくる、その分、分からない事が増えてくる。
ちなみに先生はオランダ人なので、普段はオランダ語、だから、まともに
技の説明を聞いた事はない、技の名前は日本語なので、その名前だけを聞いて
練習をする日々。耳から入らない分、目で見て体で考える、だから普通の人とは身につけ方が違う、職業柄見る事に関しては慣れているし、そして見ることが養われたと思う。
ヨーロッパではよく海外から先生がやってくる。
あるときアメリカからやって来た日本人の先生のセミナーがあると聞き、同僚と一緒に隣町まで、そのとき初めて基本的な動きだけでない、体術や武器技を練習する。そしてそのとき初めて杖を手にする。
あの時の感動は今でも覚えてる、周りがやっているのと同じように動くので精一杯なのだが、杖を体の動きで操るその感覚の新しさ。きっとパイロットが初めて飛行機にのった時はそう感じるのではないだろうか。
その後から自分の武器、木刀と杖がほしくてほしくてたまらない。
同僚いわく、だいたいみんな自分の武器を買うのは始めてから1年ぐらいしてからだそうで、そのときは7ヶ月目ぐらい、ちょっとフライングだが、かまうものか、いざ武道専門店へ。
まずは練習する頻度の高い木刀から購入する事に、たった一本の木刀なのだけれど、お店にある白樫の木刀をすべて振ってみる。
同じ様に作られていても、やはり持つと違う、振ってみるとさらに違う、重心が違えば手に持った感じも違う。やはりどんなものでも自分にあうものはあり、それが良いものの定義ではあるが、理屈はない。
木刀を手に入れてから、そのときは屋根裏にすんでいたので天井が低く、部屋で振る事は出来ず、そのかわりしばらく抱いて寝た。
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